働きアリの流儀

日本、タイ、米国の企業で働く3人組が日々の気づきを綴っています

目標のイイ立て方とダメな立て方 vol.1

みなさんは、毎日を生きていくなかで、

「なにかの目標に向かって、日々頑張っていませんか?」

そんな人が多いと思います。

仕事の目標でも、プライベートな目標でも、長期的な目標もあれば短期的な目標もあると思います。

 

でも、目標というのは、なかなか達成できずに、頓挫してしまうことが多いですよね

仕事など、責任を背負わないことなら尚更です。

 

しかし、もしかすると目標を立てた段階で、すでに達成できない目標を設定している可能性が大いにあります!

 

あなたの立てた目標設定、それで大丈夫ですか?

 

 

やってはいけない目標設定とその改善点をご紹介します

 

 

1 ありがちな:頭で考えることで、行動ではないもの

   「心がける」「意識する」「考える」「検討する」など

 

2 何をするのか、あいまいでわからないもの

   「徹底する」「管理する」「向上する」「育てる」「発展させる」など

 

3 人や状況によって、解釈が変わってくるもの

   「努力する」「励む」「踏ん張る」「理解する」など

 

 

これらの言葉が使われている場合、具体的な行動が浮かばず、行動にうつせません。

確実に行動・実践されて、かつ続けられる行動内容でないといけません。

 

大事なことは「誰がやっても、同じ行動を行うことになる」

 

明確な言葉で表現されている必要があります。そして目標の中に、「数字」を入れることが大事になってきます。

 

 

それでは、例を見てみましょう。

以下のダメ目標は、どのように改善すればいいでしょうか。

 

ダメ目標「社員が居心地のいい環境づくりを意識する」

イイ目標「毎週、社員に困っていることを聞いてアドバイスをする」

 

「意識する」は思考であって、行動ではないので、実際、何をすれば達成するのか、曖昧です。なので、結果は結び付きません。そのため、「具体的で目に見える行動」にすることが必要です。イイ目標は、「毎週」という数字が入っていて、「困っていることを聞く」という行動がイメージできますね。その先に、きっと居心地のいい環境ができるはず!

 

ダメ目標:「プログラミングスキルを向上させる」

イイ目標:「毎日30分間、プログラムを書き、不具合のチェックテストをする」

 

「向上させる」と言っても、具体的に何をするのかが明確ではありません。

こういう目標の場合は、なにをすればいいかがわかっていない場合が多いので、達成にはほど遠くなってしまいます。なにをすればいいのか考えて、それに数字が入り、具体的に行動にうつせるものにしましょう。

 

ダメ目標:「社員全員が問題意識を持つように努力する」

イイ目標:「出勤後、初めの30分間は社員全員で集合して、問題点を伝え、共有し、共通認識をさせるようにする」

 

自分ではなく、相手にどうこうさせる目標は、他人任せなところがあり、かつ同じ言葉でも、人によって思い浮かべる基準(問題意識の基準)はバラバラです。どのレベルで、どれだけの問題意識を持てばいいのかわかりません。そのため、ここでも具体的な基準を決めておくことが必要なのです。全く問題意識がないのであれば、まずはトップの人の問題意識の共有をさせるために、具体的な行動をとることが大事です。

 

このように、目標設定は、いざ行動をしようとしたときに、明確にイメージできることが重要であり、達成の第一歩です。

 

以下の3つをチェックしましょう!

・周りの人から見ても行動が実践されているかわかる目標設定

・誰がやっても、同じ行動になる目標設定。

・数字を入れることで、結果がわかりやすく、継続させることを意識した目標設定。

 

 

目標に、大きいも小さいもありません。

自分で立てた目標を、1つ1つ達成していく達成感を味わうことは人生の1つの幸せかもしれません。

皆さんの目標達成のために、少しでも役立てれば幸いです。

ありがとうございました。

 

iamsum(36)