目標のイイ立て方とダメな立て方 vol.1
みなさんは、毎日を生きていくなかで、
「なにかの目標に向かって、日々頑張っていませんか?」
そんな人が多いと思います。
仕事の目標でも、プライベートな目標でも、長期的な目標もあれば短期的な目標もあると思います。
でも、目標というのは、なかなか達成できずに、頓挫してしまうことが多いですよね。
仕事など、責任を背負わないことなら尚更です。
しかし、もしかすると目標を立てた段階で、すでに達成できない目標を設定している可能性が大いにあります!
あなたの立てた目標設定、それで大丈夫ですか?
やってはいけない目標設定とその改善点をご紹介します。
1 ありがちな:頭で考えることで、行動ではないもの
「心がける」「意識する」「考える」「検討する」など
2 何をするのか、あいまいでわからないもの
「徹底する」「管理する」「向上する」「育てる」「発展させる」など
3 人や状況によって、解釈が変わってくるもの
「努力する」「励む」「踏ん張る」「理解する」など
これらの言葉が使われている場合、具体的な行動が浮かばず、行動にうつせません。
確実に行動・実践されて、かつ続けられる行動内容でないといけません。
大事なことは「誰がやっても、同じ行動を行うことになる」
明確な言葉で表現されている必要があります。そして目標の中に、「数字」を入れることが大事になってきます。
それでは、例を見てみましょう。
以下のダメ目標は、どのように改善すればいいでしょうか。
ダメ目標「社員が居心地のいい環境づくりを意識する」
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イイ目標「毎週、社員に困っていることを聞いてアドバイスをする」
「意識する」は思考であって、行動ではないので、実際、何をすれば達成するのか、曖昧です。なので、結果は結び付きません。そのため、「具体的で目に見える行動」にすることが必要です。イイ目標は、「毎週」という数字が入っていて、「困っていることを聞く」という行動がイメージできますね。その先に、きっと居心地のいい環境ができるはず!
ダメ目標:「プログラミングスキルを向上させる」
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イイ目標:「毎日30分間、プログラムを書き、不具合のチェックテストをする」
「向上させる」と言っても、具体的に何をするのかが明確ではありません。
こういう目標の場合は、なにをすればいいかがわかっていない場合が多いので、達成にはほど遠くなってしまいます。なにをすればいいのか考えて、それに数字が入り、具体的に行動にうつせるものにしましょう。
ダメ目標:「社員全員が問題意識を持つように努力する」
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イイ目標:「出勤後、初めの30分間は社員全員で集合して、問題点を伝え、共有し、共通認識をさせるようにする」
自分ではなく、相手にどうこうさせる目標は、他人任せなところがあり、かつ同じ言葉でも、人によって思い浮かべる基準(問題意識の基準)はバラバラです。どのレベルで、どれだけの問題意識を持てばいいのかわかりません。そのため、ここでも具体的な基準を決めておくことが必要なのです。全く問題意識がないのであれば、まずはトップの人の問題意識の共有をさせるために、具体的な行動をとることが大事です。
このように、目標設定は、いざ行動をしようとしたときに、明確にイメージできることが重要であり、達成の第一歩です。
以下の3つをチェックしましょう!
・周りの人から見ても行動が実践されているかわかる目標設定
・誰がやっても、同じ行動になる目標設定。
・数字を入れることで、結果がわかりやすく、継続させることを意識した目標設定。
目標に、大きいも小さいもありません。
自分で立てた目標を、1つ1つ達成していく達成感を味わうことは人生の1つの幸せかもしれません。
皆さんの目標達成のために、少しでも役立てれば幸いです。
ありがとうございました。
iamsum(36)